不眠症

不眠症には基本の症状というのが4つ、それぞれの段階であります。まずは寝る時に寝付けないという入眠困難、続いて寝ていても途中で目が覚めてしまう中途覚醒。そして早めに目が覚めてしまう早朝覚醒、そもそもの質に問題のある熟眠障害の4つです。

これらの症状のどれかを週に3回程度の経験が1ヵ月以上続く場合は不眠の可能性が高いとみていいようです。このような症状が続くと日中の生活に障害が出て来ます。例としては、疲労や倦怠感。注意力・記憶力の低下、気力の減退、学力低下などなど多くのものがあるとされています。

また普段から寝不足だなと感じていても体調不良には自分では気づかずに放置してしまう人もいてそのような人をかくれ不眠と呼んでいます。どこかで改善しないと負のスパイラルです。睡眠への意識を高めるようにしたいですね。

不眠症の原因はストレスと生活習慣によるものがほとんどと言われています。すぐに取り組めるのは生活習慣の改善ですね。大きく分けて考えると、睡眠の妨げになっている習慣をやめることと睡眠に良い習慣を取り入れることの2つです。これをどちらも実施することが大事ということです。やめるべき習慣としては、寝る前の飲食・液晶画面の注視・1時間以上の昼寝などがあります。改善または新たに取り入れたい習慣は、起きる時間を毎日一定にする・起きたら日差しを浴びる・体を適度に温めるなどがあります。

また、近年は食事を変えることが睡眠の質に関係することもわかってきているようです。セロトニンという物質がカギとなるのですが、それを増やすのに欠かせないのがトリプトファンです。このトリプトファンというのは体内で生成されるものではありません。不眠症に悩む人用のサプリメントにもこれが含まれていることが多いです。食事だけで摂取するのは難しいのでサプリを使用するのも賢い選択だと思います。